【農業法人・農家様向け】農機具・倉庫の不用品を高く売るコツ

後継者不足による離農、事業規模の縮小、そして新型機械への設備投資…。
日本の農業が大きな転換期を迎える中、これまで活躍してきたトラクターやコンバイン、そして倉庫に眠る数々の農機具の処分に頭を悩ませてはいませんか?

「もう20年も前のモデルだし、値段なんてつかないだろう」
「動かないから、処分費用がかさむだけだ」

そうした思い込みで、貴重な資産をスクラップ業者に引き渡してしまうのは、非常にもったいない話です。日本の農機具は、その圧倒的な耐久性と性能から、国内はもちろんのこと、海外でも絶大な人気を誇っており、専門業者にとっては喉から手が出るほど欲しい「商品」なのです。

この記事では、農業法人や農家の皆様が、大切な農機具や倉庫の不用品を1円でも高く、そして賢く売却するための具体的なコツを、プロの視点から徹底解説します。

なぜ日本の農機具は「古いモデル」でも高く売れるのか?

まず、なぜお使いの農機具に価値があるのか、その理由を知っておきましょう。

理由①:世界が認める「ジャパンブランド」の信頼性

クボタ、ヤンマー、イセキといった日本の農機具メーカーは、世界中で「壊れにくく、性能が良い」というブランドを確立しています。特に、整備された中古農機具は、東南アジアやアフリカなどの新興国で、新品以上の人気を博すことも珍しくありません。専門買取業者は、こうした海外への強力な販売ルートを持っているため、国内では需要が低い古いモデルでも高価買取が可能なのです。

理由②:シンプルな構造と部品の互換性

近年の電子制御化された複雑な農機具と比べ、一昔前のモデルは構造がシンプルで、修理しやすいというメリットがあります。また、長年にわたって生産されたモデルは、部品の互換性も高く、海外の整備士でも扱いやすいため、根強い人気を誇ります。

査定額UPは当たり前!農機具を高く売るための「5つの鉄則」

専門業者に査定を依頼する前に、以下の5つの鉄則を実践するだけで、査定額は驚くほど変わります。

鉄則1:【最重要】アワーメーター(稼働時間)の確認

農機具の査定において、最も重要なのがアワーメーターです。車の走行距離と同じで、稼働時間が短ければ短いほど、エンジンや各部の消耗が少ないと判断され、査定額は高くなります。査定依頼時には、必ず正確なアワーメーターの数値を伝えましょう。

鉄則2:泥や汚れを落とす「高圧洗浄」

長年使った農機具に泥汚れはつきものです。しかし、その汚れを落とすだけで、査定士の心象は劇的に変わります。高圧洗浄機で足回りやボディの泥をきれいに洗い流し、エンジンルームのホコリを吹き飛ばすだけでも、「大切に使われてきた機械だ」という評価に繋がります。

鉄則3:エンジンの一発始動と基本動作の確認

査定員が最も気にするのが「エンジンの状態」です。査定前に、バッテリーが上がっていないか確認し、一発でエンジンが始動する状態にしておきましょう。また、トラクターであればロータリーの昇降やPTO軸の回転、コンバインであれば刈取部の動作など、基本的な動作が問題ないことをアピールできれば、査定額はさらにアップします。

鉄則4:純正部品と付属品の用意

  • ロータリー(トラクター)
  • キャビン(エアコン付きなら、なお高評価)
  • 取扱説明書

これらが購入時の純正品のまま揃っていると、査定額は大きく上がります。特にロータリーは重要で、社外品や欠品の場合は減額の対象となることがあります。

鉄則5:「倉庫まるごと」で一括査定を依頼する

トラクター1台、コンバイン1台と個別に売るよりも、「この倉庫にある農機具、すべて見てほしい」と一括で査定を依頼する方が、トータルの買取金額は高くなる傾向にあります。
畔塗り機、田植え機、乾燥機、選別機、さらには動かなくなった部品取り用の機械まで、まとめて査定に出すことで、業者側も運搬コストなどを効率化できるため、その分を買取価格に還元しやすくなるのです。

【諦めないで!】故障車・不動車でも価値がある理由

「エンジンがかからない」「タイヤがパンクしている」
そんな状態でも、絶対に諦めてはいけません。

  • 部品としての価値:
    海外では、特定のモデルの純正部品が非常に高値で取引されています。エンジン、ミッション、ロータリー、油圧シリンダーなど、使える部品を再利用する「部品取り車」として、十分に買取価格がつきます。
  • 修理を前提とした買取:
    専門業者には、自社で修理・整備を行う技術があります。そのため、多少の不具合であれば、修理コストを差し引いた上で、適正な価格で買い取ることが可能です。

まとめ:その農機具は、次の世代に受け継がれる「資産」です

何世代にもわたって、皆様の農業経営を支え、汗と土にまみれて働いてきた農機具。それは、単なる鉄の塊ではありません。日本の、そして世界の農業を支えるための貴重な「資産」です。

スクラップとして処分し、数千円、数万円の処分費用を支払う前に、ぜひ一度、その真の価値を評価できる専門業者にご相談ください。「アワーメーターの確認」「洗浄」「動作確認」「付属品」「まとめて売る」。この5つの鉄則を実践するだけで、眠っていた資産が、次の事業への大きな元手となるはずです。

ご不要になった農機具、倉庫に眠る関連設備の売却は、国内外に強力な販売網を持つ専門知識豊富な弊社にお任せください。故障車・不動車はもちろん、倉庫まるごとまで、無料で出張査定に伺います。

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