【損しないために】電動工具・機械の法人買取前にメンテナンスすべき?

建設現場や工場で長年活躍し、今是倉庫に眠っている電動工具や機械。「もう古いし、処分に費用がかかるのでは?」と思っていませんか?

それは大きな誤解かもしれません。マキタやHiKOKI(ハイコーキ)といったプロ用の工具・機械は、その高い耐久性と性能から中古市場でも非常に人気があり、企業にとって価値ある「資産」です。

そして、その資産価値を最大限に引き出す鍵が、「査定前のメンテナンス」です。

この記事では、専門業者に査定を依頼する前に、現場の担当者様ご自身でできる簡単なメンテナンス方法と、査定額を大幅にアップさせる秘訣を、安全面の注意点も交えながら具体的に解説します。

なぜプロ用工具はメンテナンスで価値が上がるのか?

そもそも、なぜ少し手入れをするだけで査定額が変わるのでしょうか。その理由を知ることで、メンテナンスの重要性がより深く理解できます。

理由1:見た目の「第一印象」が査定額を大きく左右する

査定士も人間です。泥や油でベットリと汚れた工具よりも、きれいに手入れされた工具の方が「大切に使われていた良い製品だ」という好印象を受けます。この第一印象の良さが、査定士の評価にプラスに働き、査定額アップに直結するのです。

理由2:買取後の「再販コスト」が下がるため

買取業者は、買い取った工具を清掃・メンテナンスした上で再販します。つまり、お客様のほうで事前にきれいにメンテナンスしていただければ、業者がかけるはずだった清掃コストや手間が省けます。その削減分が、買取価格に上乗せされるという仕組みです。

理由3:正常な動作確認が「信頼」を生む

事前にメンテナンスを行い、正常に動作することを確認した上で査定に臨むことで、取引が非常にスムーズに進みます。逆に、動作不良を隠して売ろうとすると、査定時の発覚で心証が悪くなるだけでなく、後々のトラブルにもなりかねません。

【査定額UP直結】誰でもできる!工具・機械の基本メンテナンス術

専門的な分解や修理は不要です。ここでご紹介するのは、誰でも安全にできる基本的なメンテナンスです。

【安全のための注意】
作業前には必ず、工具の電源プラグを抜く、またはバッテリーを外してください。

共通の基本:清掃と付属品の整理

まずはすべての工具に共通する基本のメンテナンスです。

  • ① エアブローと拭き掃除: コンプレッサーのエアダスターで、モーターの冷却口や隙間に入り込んだホコリ、木くずを吹き飛ばします。その後、油汚れや泥をウエス(布)で丁寧に拭き取りましょう。
  • ② 社名やシールの除去: 可能であれば、本体に書かれた社名や管理番号、ステッカーをパーツクリーナーなどを使って剥がしておくと、再販しやすくなるため評価が上がります。
  • ③ ケースと付属品の確認: 純正のケースは非常に重要です。ケースの有無で査定額が大きく変わることもあります。取扱説明書、予備のバッテリー、充電器、ビットやブレードなどの先端工具といった付属品も、すべて揃えておきましょう。

【電動工具編】インパクトドライバー、丸ノコなど

  • バッテリーの充電: 査定員がその場で動作確認できるよう、バッテリーはフル充電しておきましょう。スムーズな査定は好印象に繋がります。
  • 可動部の確認: 丸ノコの安全カバーや、ドリルチャック(先端を掴む部分)がスムーズに動くか確認し、ホコリなどを取り除いておきましょう。

【エンジン工具編】発電機、エンジンカッターなど

  • 始動確認: 可能であれば、リコイルスターターを引いてエンジンが始動するか確認します。かかりが悪い、かからない場合は、正直にその旨を伝えましょう。
  • 燃料・オイルのチェック: 燃料タンク内の古い燃料は抜き取っておくと、輸送時の安全性が高まり親切です。オイル量の確認も行いましょう。
  • エアフィルターの清掃: カバーを外せるタイプであれば、フィルターを取り出し、ホコリを叩いて落とすだけでも効果的です。

【大型機械編】コンプレッサー、溶接機、フォークリフトなど

  • 外観の洗浄: 高圧洗浄機などを使って、外観の泥やホコリを洗い流すだけで、見違えるほどきれいになります。
  • 操作パネル周りの清掃: 日常的に手が触れる操作レバーや各種パネル、メーター周りをきれいに拭き上げましょう。
  • アワーメーター(稼働時間)の確認: フォークリフトなどの稼働時間は査定の超重要項目です。数値を正確に控えておきましょう。

これはプロの領域!絶対に無理してはいけないメンテナンス

良かれと思って行ったメンテナンスが、逆に故障の原因となり査定額を下げてしまうことがあります。以下のような作業は、絶対に手を出さず、専門家に任せましょう。

  • エンジンやモーターの分解・修理
  • 断線したコードなど、電気系統の配線修理
  • レーザー測定器など、専門的な校正(キャリブレーション)が必要な機器の調整

調子が悪い場合は、「〇〇の調子が悪い」「異音がする」など、正直にその状態を申告することが最も重要です。誠実な対応が、結果として業者との良好な関係に繋がります。

【宮城県の法人様へ】使わない工具は「宝」です

宮城県内では、東日本大震災からの復興関連事業や、現在も続くインフラ整備、そして東北を支える製造業など、プロ用の工具・機械に対する需要が常に高い水準で安定しています。

そのため、倉庫で眠っている一昔前のモデルでも、思わぬ高値が付く可能性が十分にあります。重量物や大量の工具であっても、出張査定を利用すれば、担当者様の手間なく現金化が可能です。

まとめ:査定前のひと手間が、眠る資産を呼び覚ます

ご紹介した通り、査定前の簡単なメンテナンスが、眠っている工具や機械の価値を大きく引き上げます。
「清掃」「付属品の確認」「簡単な動作確認」、そして「正直な申告」
この4つを実践するだけで、買取業者は適正な、そして最大限の価格を提示しやすくなります。

無理な修理はせず、まずは専門業者に相談することから始めましょう。

宮城県内で不要になった電動工具・工作機械の買取なら、専門知識豊富な弊社にお任せください。インパクトドライバー1本から、工場や倉庫まるごとまで、無料で出張査定に伺います。お客様の資産価値を最大化するお手伝いをいたします。

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