【専門業者向け】漁業・水産加工業の機械・設備を高価買取してもらうポイント

漁業・水産加工の過酷な現場で日々稼働する機械や設備。潮風による「塩害」や、24時間体制での高稼働による摩耗は避けられません。

そのため、
「長年使ってサビだらけだし、もう価値はないだろう…」
「どうせ鉄くずとして処分するしかないだろう…」
と、諦めてしまってはいませんか?

それは大きな間違いです。これらの専門機械は、その価値を正しく理解する「専門買取業者」にとっては、まさに「宝の山」。事業の縮小や設備入れ替えの際に、大きな資金源となり得る重要な資産なのです。

この記事では、漁業・水産加工業で使われる機械・設備に特化し、その資産価値を最大限に引き出すための高価買取のポイントを、プロの視点から徹底的に解説します。

なぜ水産加工機械は「専門買取業者」に売るべきなのか?

まず最も重要なのは、売却先を間違えないことです。一般的なスクラップ業者や総合リサイクルショップではなく、「専門買取業者」を選ぶべき理由は明確です。

理由①:専門知識の欠如による「不当な安値査定」

一般的なリサイクルショップは、お使いの機械のメーカー、型番、性能、そして中古市場での需要を全く理解していません。そのため、機械の本来の価値ではなく「鉄の重さ」でしか価格を判断できず、不当に安く買い叩かれるリスクが極めて高いのです。専門業者は、その機械が持つ「生産能力」や「再販価値」を正しく評価します。

理由②:特殊な搬出・撤去作業に対応できない

水産加工機械は、単に重量物であるだけでなく、工場の床にアンカーで固定されていたり、複雑な配管や電源に接続されていたりするケースがほとんどです。こうした設備の安全な解体・搬出には、専門的な知識と技術、そして道具が必要です。知識のない業者が作業を行うと、建物を傷つけたり、事故に繋がったりする危険性があります。

理由③:独自の再販ネットワークを持っている

専門業者は、国内の同業者や食品工場、さらには海外のバイヤーといった、買い取った機械を再販するための独自の強力なネットワークを持っています。「この機械を欲しがっている買い手を知っている」からこそ、自信を持って高価買取を提示できるのです。

【メーカー・機種別】高価買取が期待できる水産加工機械リスト

お使いの機械がリストにあれば、高価買取のチャンスです。

  • 加工ラインの中核をなす機械
    • 三枚おろし機、頭切り機、皮むき機、スライサー
      (メーカー例: ヤナギヤ、BIBUN、高橋工業 など)
    • 真空包装機、深絞り包装機、自動シール機
      (メーカー例: 古川製作所、東洋自動機、シール工業 など)
    • 金属検出機、X線異物検出機、ウエイトチェッカー
      (HACCP対応の需要が高く、特に高値が期待できます。メーカー例: アンリツ、イシダ、システムスクエア など)
  • 鮮度を保つための冷却・冷凍設備
    • トンネルフリーザー、スパイラルフリーザー(各種急速冷凍機)
      (メーカー例: 前川製作所、タカハシガリレイ、三菱重工など)
    • ブライン凍結機(塩水凍結機)、リキッドフリーザー
    • 業務用製氷機、フレークアイス製氷機
  • その他の関連設備
    • 自動計量機(オートスケール)、ラベラー、箱詰機
    • 業務用ボイラー、大型コンプレッサー、高圧洗浄機

査定額を劇的に変える!売却前の3つの重要ポイント

専門業者に依頼する前に、一手間かけるだけで査定額は大きく変わります。

ポイント①:塩分と汚れを落とす「徹底洗浄」

査定額に最も影響するのが「状態」です。特に塩害によるサビは大きなマイナス要因。可能な範囲で、高圧洗浄機や真水を使って、こびりついた塩分や魚の脂、ウロコなどを徹底的に洗浄しましょう。見た目の印象がきれいな機械は「大切に使われてきた」という証拠になり、査定士の評価を格段に上げます。

ポイント②:「正常な動作」の確認と「メンテナンス履歴」の提示

査定前に電源を入れ、異音なく正常に動作するかを確認しておきましょう。
そして、もしあれば、「いつ、どこの業者が、どんな修理・メンテナンスをしたか」が分かる記録(メンテナンスノート、作業報告書、請求書の控えなど)を用意してください。これは、機械の信頼性を客観的に証明する最高の資料であり、査定額アップに直結する強力な武器になります。

ポイント③:関連部品・取扱説明書の用意

  • 交換用の刃やベルト
  • 特殊なサイズに対応するアタッチメント
  • 取扱説明書、仕様書、制御盤の回路図

これらの付属品が揃っていると、次の買い手が安心して導入できるため、再販価値が上がり、買取価格にプラスされます。「こんなもの…」と思わずに、関連するものはすべて揃えて提示しましょう。

【要注意】買取が難しい機械と処分に関する留意点

  • フロンガスを使用する冷凍・冷却設備:
    フロン排出抑制法に基づき、有資格者による適正なフロンガスの回収作業が法律で義務付けられています。買取は可能ですが、専門業者によるガス回収費用が別途必要になる、または買取価格から相殺される場合があります。
  • 不具合の正直な申告:
    もし機械に不具合がある場合は、隠さずに「〇〇の調子が悪い」と正直に伝えましょう。専門業者であれば、修理可能な範囲を見極めたり、部品としての価値を評価したりできます。事実を隠して売却すると、後々のトラブルの原因となり、信頼関係を損なうだけです。

まとめ:その機械は、価値を理解する専門家にとっての「資産」です

長年、皆様の事業を支えてきた機械・設備は、一般的な不用品とは全く異なる、専門的な価値を持つ「資産」です。そして、その真の価値を評価できるのは、業界の知識と技術、そして再販ネットワークを持つ「専門買取業者」だけです。

スクラップとして処分してしまう前に、ぜひ一度、専門業者にその価値を問いかけてみてください。「洗浄」「動作確認・メンテナンス履歴」「付属品」。この3つのポイントを実践すれば、大切な資産を1円でも高く現金化し、次の事業への大きな一歩に繋がるはずです。

事業の転換や設備入れ替えでご不要になった漁業・水産加工機械の買取は、専門知識豊富な弊社にお任せください。塩害を受けた機械や特殊な設備の撤去・搬出から、適正な価格での買取まで、ワンストップでサポートいたします。

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